越後路への旅2

新発田城跡


新潟市内で1泊。
翌朝、天気予報に反して、青空が覗いていた。昨夜のうちに予定を決めておくはずだったが、コロッと寝てしまったので何も決めていない。とりあえず新潟駅まで行くと、新発田行きの普通列車が出るところだったので、それに飛び乗った。車窓には、雪を頂いた飯豊連峰の山並みがずっと見えていた。結局、終点の新発田まで乗車。駅前で地図を見てみると、歩いて行けるところに新発田城跡があるようなので、散策ついでに訪れてみることにした。
新発田城跡には、重要文化財の表門と旧二の丸隅櫓が残り、往時を偲ばせる。桜はほとんど散ってしまっていたが、アヤメの頃もきれいらしい。ちょっと残念だったのは、城跡の大半が自衛隊の駐屯地になっていたこと。おかげで、せっかく復元した三階櫓も、自衛隊との協定で外から眺めるだけなのです。
帰りは、新潟から長岡、水上と普通列車を乗り継いで、のんびりと車窓の旅を楽しんだ。驚いたのは、春真っ盛りと言った感じの越後平野を離れた途端、小千谷〜越後中里まではまったくの雪景色。桜はまだ蕾が綻ぶ前だ。そして、国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国ならぬ、桜がちょうど満開の春の水上。ここから沼田までの間、車窓には満開の桜がいたるところに咲き競い、座ったまま素晴らしいお花見が出来ました。
写真は、新発田城跡の表門(重要文化財)と辰巳櫓(復元)です。