譲り合い

今夜、帰宅の途中、大宮駅で座ることが出来た。無性に眠かったので、正直助かった。そして、その座ったばかりの席の前に、大宮駅から乗ってきた若い女性が立った。すらりとしたきれいな方で、失礼ながらさりげなく盗み見てしまったのだが、ふとお腹に目がいって我に返った。僅かではあったが、少し膨らんでいて、オメデタであることが分かったのだ。席を譲ろうと思わず立ち上がったところ、見事なほど同時に、隣に座っていたスーツ姿の男性が立ち上がり、「どうぞ!」の言葉も一緒。彼女も驚いていたが、我々もびっくり。その男性からの「僕は上尾なので。」の一言でサッと解決。男性の立った後に、私が移動し、彼女は恐縮しながら私の後に座った。一瞬の出来事でしたが、何となく、車内の雰囲気が和やかになった感じがしました。