20周年記念ライヴ

デビュー以来というか、ファースト・シングル発売前から聴いていたシンガーソングライター「種ともこ」さんの、デビュー20周年記念マンスリーライヴのファイナルへ行って来た。1月から毎月行われていたのだが、1回目を逃してしまったので行きそびれ、ようやく最後だけ行くことにしたのだ。
「ウタイツガレルウタ」というタイトルの通り、20年間の思い出深い曲を聴かせるライヴで、会場は表参道の小さなライヴスペース「月見ル君想フ」。100人あまりしか入らないと思われる場所に、階段まで立ち見が出る盛況(?)ぶり。客の様子を見ると、私同様、かなりくたびれ始めている年代が多いのが笑えた。
スタートは、珍しくほぼ時間ぴったり。夏の山陰の小さな駅が感じられて好きだった「夏・ハレーション」から始まったらイヴは、懐かしい曲ばかりが演奏され、しみじみと聴き入ってしまった。特に、アコースティック・ギター3連奏による「きみとあるいてく」は素晴らしかった。アコースティック・ヴァージョンのデビュー曲「You're The One」や、2回目のアンコールに応えて最後にピアノ弾き語りで聴かせた「あのころの想い」など、短い時間だったが、とても素敵な曲ばかりのライヴだった。6回とも聴きに行けばよかったと、いまさら後悔しています。
マンスリーライヴは今夜で終わってしまったが、20周年企画は続く。9月には、映画に使われることになった「The Rainbow Song」がリリースされ、10月にはセルフ・カヴァーアルバムとライヴDVDも発売される予定。今年の後半は、目が離せません。