オリンピック候補地

2016年夏のオリンピックの国内候補地である東京都と福岡市が、計画案を今日提出した。
「世界一コンパクトなオリンピック」を掲げる東京都は、ほとんどの競技を都心部で実施する案を考えている。湾岸部に建設する予定のオリンピックスタジアムと選手村には莫大な費用が必要である。さらに、鉄道などの交通網の整備や、計画にある緑化に必要な費用は計算すらされていない。いったいいくらかかるのか。「世界一お金のかかったオリンピック」になる恐れがある。
2008年に北京でオリンピックが開かれるので、16年に同じアジアで行われる可能性は少ないと言われている中、東京都が立候補をした背景には、どうも知事選が絡んでいるようだ。続投を狙う現知事の思惑が見えみえで、どうも賛成できかねる立候補だ。