再び

国宝の天守閣を持つ滋賀県彦根城でも落書きが発見された。天守閣最後の守りである太鼓門櫓(重要文化財)の柱である。釘のようなもので漢字が彫られていたとのこと。とんでもないことだ。全国の文化財で、一斉に点検すべきだろう。これだけではないはずだ。
徳川家譜代の重臣井伊氏三十五万石の居城である彦根城は、井伊直政の嫡男直継、3代目直孝により、20年の歳月をかけて築かれた城。明治新政府による廃城令により、次々と城が破却される中、今もその勇姿を見ることができるのは奇跡。大切に守っていかないとね。