本能寺の変

先日、NHKの大河ドラマで放映されたが、この歴史的事件には未だになぞが多いとされる。
第1に、「信長の遺骸はなぜ見つからなかったのか」、第2に「秀吉の中国大返しと光秀の敗北の原因に関係はあるのか」である。
本能寺が全焼したとしても、焼死体くらいは見つかるのが普通。科学物質の無い世界で、燃え尽きるのはありえない。実際には、その前に暗殺されていたのではないかという説もある。秀吉と光秀による陰謀であり、光秀は、義のために本能寺で討ったということを作り上げたと言うもの。ところが、秀吉が裏切り、謀反人に祭り上げられて討伐されたと言うことも、あながち嘘では無いように思う。歴史は、勝った者が後から思いのままに作り変えるのが常。負けて滅ぼされれば、「鬼」にもされかねない。
昨秋、光秀の故郷である「明智」を訪れて、ふとそんなことを思った。