山陰への旅1

前日、東京を22時に出る夜行列車に乗り、12時間ほど揺られて出雲市駅へと着いた。
天気予報に反して、気持ちの良い青空が広がっていた。
隣に停まっていた快速列車に乗り換え、今日の目的地への最寄り駅「大田市」へと向かう。
波根駅に着くあたりから、急に雲行きが怪しくなり、駅を過ぎた頃からついに雨が降ってきた。
大田市駅から石見銀山へ向かうバスは1時間後、雨も強く降ってきたのでちょっとげんなりしていたところ、突然後から声をかけられた。
「ちょうど仕事が終わったところで、良かったら車で送りますよ。」という言葉に甘え、石見銀山への豪華周遊ツアーへ。
自己紹介をしてもらってびっくり、地元企業のお偉いさんで、その後、半日以上も車で石見銀山周辺を案内していただき、ただただ恐縮。最後は何と、大田市駅まで送ってもらうはずだったのが、琴ヶ浜、三瓶山、須佐神社経由のドライヴで、この日の宿であった出雲市駅前のホテル玄関まで走ってくれたのです。
初対面で、7時間余りも案内してくれるなんて、今でも信じられません。
ありがとうございました!