山陰への旅3

温泉津温泉で向かえた朝は薄曇だった。
昨夜、外湯2つと、宿の風呂に3回も入って感動した温泉津の湯に、この朝も浸かる。
7時過ぎにはチャックアウトし、早朝の温泉街をのんびりと散策。足を伸ばして、戦国時代の石見銀山の積出港であった「沖泊」へ。入り江の出口の両側に城跡を持つことでも、その重要さがわかる小さな港は、今、静けさの中で佇んでいました。
温泉津駅へと戻り、山陰本線で再び宍道駅へ向かう。昨日と同じ線を木次まで辿り、駅前からタクシーに乗って「奥出雲葡萄園」へ。こだわりのワイナリーと言われる小さな醸造所だが、小さなレストランを併設した小奇麗な建物は好印象。試飲をした中では、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロを使ったロゼが気に入った。レストランで昼食を取り、木次駅へと戻り、宿泊地の松江へと列車を乗り継いだ。
予定より早く松江に着いたので、周遊バス「松江タウンウォーカー」で松江城の北側にある「地ビール館」を訪れてみた。入ってびっくり、客はまったく無く、ひろ〜いレストランに一人座ってビールを飲んでいたが、どうにも居心地が悪く、お試しセットと限定ビールを飲んで引き上げた。
それにしても、3度目の松江にして、またも「宍道湖の夕日」を見ることができなかった。雨男ではないはずなのだが。。。