小布施へ

五色の湯の内風呂は、木造の趣のある造り。
そして、そこには小さな湯船があるのだが、湯の色が独特。緑茶色なのです。渋茶に浸かっているような感じで、とても不思議な感じ。湯温は高めで、入るときにかなり気合が必要ですが、入ってしまえば優しい肌触り。
宿をお暇し、山田温泉の大湯に入浴。こちらも、湯小屋のような感じで、明り取りから差し込む幾筋もの光が、湯気を照らして雰囲気抜群!ただし、温泉のほうはかなり高温。44度と書いてあったが、体感温度はもっと上だと思う。野沢温泉の大湯に匹敵するくらいの熱さでした。
再びバスに乗り、須坂へ。長野電鉄で2つ隣の小布施へ向かい。駅から歩いて25分(と言われたが、実際はもっと遠かった)の岩松院を訪れた。この寺には、葛飾北斎が晩年に描いた「八方睨み鳳凰図」があり、境内には戦国武将福島正則の霊廟もあります。岩松院を拝観した後、近くの浄光寺に立ち寄った。重要文化財の薬師堂があるということだったが、余り期待もせず訪れたところ、これがとても素晴らしいお堂で、茅葺の渋い佇まいと、両側に杉が並ぶ自然石の参道がとても良かったです。
駅へと戻る途中で偶然見つけた「鼎(かなえ)」というお蕎麦屋さんも、とても美味しかった。
良い旅でした。