密猟

今月2日、埼玉県内の3つの市にまたがる雑木林「オオタカの森」にある巣から、絶滅危惧種II類(絶滅の危険が増大している種「環境省のレッドデータリスト」)に指定されているオオタカの生まれたばかりのヒナ2羽が密猟された。オオタカは、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律種の保存法)」でも、国内希少野生動植物種に指定されている希少な猛禽類
巣の一部が壊されていたこと、木の幹にはしごを架けた跡があったこと、周辺の枝が折れていたことから、密猟されたと判断されたそうだ。国内の希少な動植物は、悪質な業者や珍しい動植物を手に入れたいというマニアの間で高額で取引されているため、全国で密猟・盗掘が後を絶たない状況。自然界から搾取して儲けようとする業者と、希少なものを我が手にしたいという歪んだ欲望の為せる業。ひどいことだ。
先日、ある人が「山へ行って、珍しいランなんかを取採ってきてマニアに売っているけど、結構金になるよ。」などと、とんでもないことを自慢していた。こんな輩がいる限り、密猟・盗掘は無くならないでしょうね。
金儲け最優先の現代社会の、これも一部なんですよね。