世界遺産へ

世界遺産暫定リストに登録されていた「平泉―浄土思想を基調とする文化的景観」が、ついにユネスコへ推薦されることが決まった。昨年7月に推薦された「石見銀山遺跡とその文化的景観」に続くものだが、これまで、日本が推薦したものは、すべて世界遺産に登録されているため、来年の登録が見込まれる「石見銀山」を追いかけるように「平泉」も登録される可能性が強い。
日本では、これまで13の世界遺産が登録されているが、訪れたことがあるのは「法隆寺」、「姫路城」、「屋久島」、「古都京都」、「原爆ドーム」、「厳島神社」、「古都奈良(文化財)」、「日光東照宮他」、「知床」の9箇所。推薦されることが決まった「平泉」は、数年前に訪れているし、今回「石見銀山」へも足を運んだのだが、そのほとんどすべてが「世界遺産」に相応しいところだと感じました。ただ、今回推薦が決まった「平泉」は、「中尊寺金色堂」以外は「失われた文化」であって、個人的には難しいような気がします。
ちなみに、暫定リストには、「古都鎌倉の寺院・神社ほか」と「彦根城」も記載されている他、「小笠原」も近く記載される予定だそうである。「富士山」は、ゴミをなくしてからとなるようだ。「阿蘇カルデラ」なども良いと思うのだが。
どちらにしろ、世界遺産登録に浮かれての観光開発が無いように祈るだけです。