山田錦70周年

酒米の王様「山田錦」が、兵庫で産声を上げて、今年で70年だそうです。
粒が大きくて、中心に心白と呼ばれる白い部分がはっきりとあるのが特徴。麹菌も付きやすく、安定した酒質が得られるため、全国の酒蔵で使用されている。そして、全国の酒蔵で使われる「山田錦」の内、兵庫県産が8割を占めるというから凄い。
しかし、病気に弱いという性質と、温暖化による小粒化が問題となっている上、日本酒離れによる作付面積の減少が悩みの種だそうだ。
兵庫県は、来年度より、温暖化を睨んだ新しい酒米の開発に乗り出すそうだ。「山田錦」も、王者の地位がいつまで続くか微妙になってきた。